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左義長担ぎ 威勢良く
◇近江八幡でまつり
近江八幡市宮内町の日牟禮(ひむれ)八幡宮一帯で14日、「左義長まつり」(国選択無形民俗文化財)が始まった。
戦国時代の安土城下で、織田信長も参加したとされる伝統の祭り。各地区が昆布やスルメで作った干支(えと)の未(ひつじ)などを13基の左義長に取り付け、この日を迎えた。
多くの見物客の中、左義長を担いだ若者らが八幡宮を出発。「チョウヤレ、マッセ」と威勢の良い声を上げながら一帯を練り歩いた。
15日は午後8時から、八幡宮で左義長を燃やす「奉火」がある。(小宮宏祐)
「映画は英語教材」 中学教頭ら学会で強調
英語の授業で外国映画の活用を目指す映画英語アカデミー学会(会長=曽根田憲三・相模女子大学名誉教授)が14日、名古屋市千種区の愛知淑徳大学で開催され、市立あずま中学の松葉明教頭らが、映画を使った授業を再現し、教材としての可能性を強調した。
松葉教頭は映画「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」や「スラムドッグ・ミリオネア」などの一場面を上映。「内容的に難しくても、一部に焦点を当てれば、生徒は十分についてくる」と指摘。さらに「映画を使うのは年間でも数時間だが、英語への関心が高まることで、教科書を使った普段の授業への取り組みも変わってくる」と語った。
岐阜県立羽島高校の日比野彰朗教諭と林洋佑教諭は、同校独自に「映画英語」科目の開講準備を進めていることを報告。英語嫌いが大半だったクラスで、映画を使った授業の様子をビデオで紹介した。
学会と同時に、市民向けの映画英語フェスティバルも開かれ約300人が参加。元TBSアナウンサーでタレントの小島慶子さんが「英語と映画と子育てと!」のテーマで記念講演し、映画「ダイアナ」などの上映会もあった。
奈良クJFL初勝利
◇SP京都戦 逆転弾「仲間信じた」
サッカー・日本フットボールリーグ(JFL)の奈良クラブは14日、奈良市鴻ノ池陸上競技場でSP京都FCに2―1で逆転勝ちした。今季初めてJFLに参戦した奈良クラブのホーム開幕戦。客席には約1000人のサポーターが集まり、J3昇格を目指す選手たちに熱い声援を送った。
奈良クラブは前半6分に先制点を許す苦しい立ち上がり。しかし、ホーム初戦の固さが抜けた同20分、FW鶴見聡貴選手がゴール正面でボールを受け、豪快な左足シュートでネットを揺らし、同点ゴールを決めた。
後半は両チームとも繰り返しシュートを放ったがゴールを割れず。それでも奈良クラブはFW堤隆裕、岡山一成両選手らを投入して攻撃的な姿勢を貫いた。
同42分、カウンター攻撃の勢いに乗ってDF三浦修選手も相手陣内まで駆け上がり、左サイドからの浮いたボールを左足ボレーでゴールに突き刺した。三浦選手は「仲間がつないでくれると信じていた」と、決勝ゴールを喜んだ。
中村敦監督はJFL初勝利について「J3昇格へのスタートライン。この試合の課題を修正し、次の試合に臨みたい」と語った。
客席で観戦した橿原市の小学1年、岡橋龍之介君(7)は「勝つと信じていた。またスタジアムに来て応援したい」と興奮気味だった。
最後の北斗星 札幌に到着
鉄道ファンを魅了してきた寝台特急「北斗星」の定期列車がラストランを迎え、上野からの最後の列車が14日午前、札幌駅に到着した=写真、鈴木毅彦撮影=。
ホームには到着前から大勢の鉄道ファンがカメラを構えて待ち、列車がホームに入ってくると一斉にシャッターを切った。
横浜市の会社員(49)は「お別れを言うために乗車した。天気も良く、最後の旅を楽しめた」と笑顔で話していた。
特急「はくたか」 ありがとう
これまで本当にありがとう――。長年にわたって、北陸地方の重要な交通手段を担ってきた特急「はくたか」(金沢―越後湯沢)、特急「北越」(金沢―新潟)の引退を見届けようと、金沢駅で13日夜に行われた最終列車を見送る式典には、鉄道ファンら約700人が詰めかけた。ホームでは「160キロの感動をありがとう」といったメッセージを掲げたり、「お疲れさま」とねぎらいの言葉をかけたりと、それぞれの思い出を胸に別れを惜しんだ。
金沢駅の6番線ホームでは午後6時10分頃から2本の特急を見送る「ラストラン・ありがとう」と題したイベントが開かれ、辻昭夫駅長の「出発進行」の掛け声とともに、午後6時30分に越後湯沢行きの最終列車「はくたか25号」がホームを滑り出した。午後7時1分には新潟行きの最終列車「北越9号」も駅を後にした。
中学生の頃から20年ほどにわたって、東京や新潟へ向かう際に「はくたか」や「北越」を利用していた富山市の会社員新谷和宏さん(32)は、自作の電光掲示板に「ありがとう」のメッセージを表示し、「お世話になった二つの列車に感謝を伝えたかった」としみじみと語った。
「ツイッター」を介して集まった鉄道ファンの高校生の姿も。呼びかけ人の津幡町の高校2年米光拓実君(17)は、紙に「THANK YOU!」と書いた紙を掲げて「はくたか」を見送った。「雪が降り積もった日本海側を160キロで走る姿がかっこ良かった」と振り返った。
1か月前に「北越」に初めて乗った金沢市森山、保育園児の小杉喜太郎ちゃん(5)は列車がホームから姿を消すと、「なんでもう見られないの」と大粒の涙を流していた。
「はくたか」は1965年、金沢―上野を結ぶ列車として運行開始。82年に一時廃止となったが、97年に金沢―越後湯沢の特急として復活。1日13往復(一部は和倉温泉―越後湯沢)で在来線特急としては、最速となる160キロで走行し、上越新幹線と接続して北陸と首都圏をつなぐ大動脈を担ってきた。1か月前に発売された金沢行き最終「はくたか26号」(越後湯沢午後9時30分発)の指定席は、わずか5分で売れ切れるほどの人気だった。
「北越」は69年に大阪―新潟を走る臨時特急として誕生し、78年から現在の金沢―新潟で1日5往復してきた。
北陸新幹線開業に伴い、並行在来線は第3セクター「IRいしかわ鉄道」(石川)、「あいの風とやま鉄道」(富山)、「えちごトキめき鉄道」(新潟)などが運行を引き継ぐ。