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南海トラフ被害想定動画 県HP配信、備え訴え
県は11日、南海トラフ巨大地震の被害をイメージできる動画の配信をホームページで始めた。最大クラスの地震が起きた際の揺れと津波による被害想定や対策の大切さを、コンピューターグラフィックス(CG)を駆使して分かりやすく説明している。
動画は約20分。県内を5地域に分けた被害想定を盛り込んだ。東讃や西讃地域では震度7の揺れで古い建物が倒壊する恐れがあると指摘している。
志度港(さぬき市)や牟礼港(高松市)では、津波の高さが2・6メートルに達するとし、津波が来る前に堤防が決壊し、避難が難しくなる可能性も取り上げた。建物の耐震化や、発災直後の迅速な避難で、人的な被害を大幅に減らせることを紹介。「災害を知り、備えておくことが大切」と呼びかけている。
専門用語を避けて解説をより分かりやすくした子供向けの動画も用意した。
卯名根口選手 岩手の誇りグラブに誓い
◇IL徳島に入団 NPB目指す
野球の独立リーグ・四国アイランドリーグplus(IL)の徳島インディゴソックスに今季、岩手県立宮古高野球部出身の投手、卯名根口(うなねぐち)東(あずま)選手(22)が入団した。実家のある同県山田町は、東日本大震災の津波などで800人以上の死者・行方不明者が出るなどの被害を受けた被災地。野球を続けるかどうか迷った時期もあったが、高校時代のチームメートからの励ましを胸に、NPB(日本プロフェッショナル野球組織)入りを目指す。(山上高弘)
卯名根口選手はエースで主将を務め甲子園を目指していたが、3年夏は岩手大会初戦で敗退。幼い頃から抱いていたNPB入りの夢を諦め切れず、卒業後は働きながら盛岡市の社会人野球チームでプレーすることにしていた。
大震災が起きたのは、卒業式を終えて10日後。社会人チームの会合に参加するため、バスに乗っている時だった。車内に鳴り響いた緊急地震速報。テレビでは、街が津波でのみ込まれる映像が流れた。家族は無事で、高台にあった自宅も被害はなかったが、自宅近くの遺体安置所となった体育館では、悲鳴を上げる遺族の姿を目にした。練習で走った海沿いの道はがれきで埋まり、津波で家が流された高校時代のチームメートもいた。震災後の約1か月間は、避難所などで救援物資の配給などのボランティアをした。
卒業した野球部員9人のうち、野球を続けるのは自分だけ。「街がこんな状態なのに野球をしていいのか」。辺りを見渡すたびに、自問自答を繰り返した。そんな時、思い悩む様子を察したチームメートから、言葉をかけられた。「俺たちに遠慮しないで、思い切り頑張ってこい」。新調した試合用グラブの内側に、みんなで考えた「9人の誇りとなれ」という言葉を刺しゅうした。
「野球で活躍している姿を、みんなに届けたい」
岩手県と東京都の社会人チームで計4年間プレー。そして、昨年、NPBに選手を毎年送り出すILのトライアウト(入団試験)を受け、合格した。練習生という立場だが、今年1月から徳島に加わり、支配下登録を目指す。
毎年、正月には帰省し、当時のチームメートで集まる。今年は卒業後、初めて9人全員がそろった。その場で「今年から独立リーグの徳島でプレーする」と告げると、「夢に向かって頑張っている姿を見ると、俺たちも励みになる。絶対プロにいけよ」と背中を押してもらった。
「みんなの気持ちが詰まったグラブで、NPB入りの夢を必ずつかむ」。思いを白球に込め、挑戦を続ける。
◇復興募金 選手ら呼びかけ
東日本大震災の発生から4年を迎えた11日、徳島インディゴソックスは藍住町と北島町の商業施設で、東日本大震災の被災地復興に向けた募金活動をした。
ともに被災地・岩手県出身の卯名根口東、高橋祥両選手ら計約30人が参加。選手は募金箱を手に、買い物客に「一日も早い復興のため、協力をお願いします」などと呼びかけ、午後2時46分には整列し、黙とうをして犠牲者の冥福を祈った。
卯名根口選手は「野球が続けられる感謝の気持ちを持って募金に臨んだ。遠く離れた徳島でも募金してくれる人が大勢いて、人の温かさを感じた」と言い、井生広大主将は「被災地には、まだまだ支援の手が必要だと感じる。微力だが、復興の力になれば」と話した。
集まった浄財は近く、日本赤十字社徳島県支部を通して、被災地に寄付される。
愛媛大に噴水と遊歩道
松山市文京町の愛媛大城北キャンパスで10日、2014年3月から行っていた環境整備工事が終わり、落成式が開かれた。総事業費約3億円で、噴水モニュメント(直径約6メートル)が完成したほか、約170メートルの遊歩道ができるなど約1万6000平方メートルが整備された。
同キャンパスは、敷地内に弥生時代中期(約2000年前)の集落跡地「文京遺跡」がある。遺跡の保存をしながら、学生がより憩えるキャンパスを目指して整備を進めてきたという。
落成式で、柳沢康信学長が「教育内容だけでなく、外観も自慢できるものになった」とあいさつ。船などをモチーフにした噴水モニュメントは彫刻家の浜田亨さんの作品で、浜田さんらによって除幕された。
柳沢学長は「学生だけでなく、地域の人にも楽しんでほしい」と話した。
道内荒天 JR小樽―手稲不通続く
急速に発達した低気圧の影響で、北海道内は11日も荒天に見舞われ、札幌市と小樽市を結ぶJRの運休が続き、各地で交通機関の乱れや停電などが発生した。札幌管区気象台によると、道内では12日昼まで強い風が吹き、太平洋側や日本海側では雪を伴う見込みで、交通障害や高波などに注意を呼び掛けている。
同気象台によると、11日午前11時までの24時間降水量は、広尾町で90ミリなど。同降雪量は平取町で60センチだった。最大瞬間風速は、えりも町で午前5時40分に32・7メートル、釧路市では午前8時6分に29・1メートルを記録した。
JR北海道によると、函館線銭函―朝里間で10日に起きた土砂崩れの影響で、11日は始発から小樽―手稲間の運行を取りやめた。同区間を含む札幌近郊で快速や普通列車などが運休。復旧のめどは立っていない。根室線、釧網線などでも始発から運転を見合わせた。
北海道中央バス(小樽市)などは、札幌―小樽間の高速バスを増発させた。11日は朝から3台を追加したが、通勤客や観光客らで満席の状態が続いているという。
小樽駅前のバスターミナルでは、観光客らが長蛇の列を作った。福島県南相馬市から旅行に来た会社員遠藤恵子さん(62)は「昨日、小樽に来る時も列車が立ち往生した。この後、列車で登別や函館へ行く予定なので不安です」とバスに乗った。小樽築港駅まで通学する予定だった小樽水産高校2年伊藤悠哉さん(17)は「人が多くてバスに乗れなかった」と困惑していた。
小樽市から毎朝、高速バスで札幌市内に通勤している公務員男性(53)は「いつも乗るバス乗り場に3倍以上の人が並び、何便待っても乗れなかった」と話した。結局バスでの出勤をやめ、妻に自家用車で札幌市内まで送ってもらったという。
新千歳空港事務所によると、11日午前11時現在、発着27便の欠航が決まった。
一方、北海道電力によると、強風で倒れた樹木によって高圧線が断線するなどのトラブルが各地で発生。11日正午までに浦河町、苫小牧市、新ひだか町、占冠村など36市町村で延べ7万9390戸が停電した。
道教育委員会によると、苫小牧市や釧路市などの小中学校・高校、特別支援学校154校が休校となった。
春演出 津山ロール
◇イチゴふんだん8種
津山市産の小麦「ふくほのか」を使用したご当地スイーツ「津山ロール」で、今春の新作8種類の試食会が10日、市役所で開かれた。意見を参考に改良し、20日から4月19日までの期間限定で、同市と美咲、鏡野両町の洋菓子店などで販売される。
津山ロールは「ふくほのか」のPRを目的に、2010年、津山菓子組合加盟の8店舗が発売。毎年春と夏、冬には旬の食材をテーマに限定商品を用意しており、定番品と合わせて累計12万本、約1億5000万円を売り上げている。
試食会には、8店舗がそれぞれ新作を出品。今回はイチゴをふんだんに使い、スポンジで巻いたり、生クリームとともにトッピングにしたりして春を演出したものがそろい、市や観光協会などの女性職員約30人が見た目や味、食感などのアンケートに回答した。
価格は1本税込み1620円。問い合わせはつやま新産業創出機構(0868・24・0740)。