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森英恵デザインのミニスカートから最新の制服まで–「はとバスガイド・歴代制服ファッションショー」
はとバスは創業60周年を記念したイベント「はとバスEXPO」を23日、開催した。東京・晴海の晴海客船ターミナルを中心にした特設会場で、はとバス車両展示や資料展、写真展が行なわれた。中でも「はとバスガイド・歴代制服ファッションショー」「はとバス2008新制服発表会」は注目が集まった。保存されていない制服の一部は復刻したというこのショー。その模様を紹介しよう。
ファッションショーでは、はとバス歴代ガイドの制服は古い年代の順から登場した。まずは1960年代前半。濃紺のもっともオーソドックスなデザインで、白い襟カバーが軽やかさを出していたという。モデルを務めた現役はとバスガイドさんいわく、「私は歴代の中でもこれが好きです」とのこと。
スタンダードな制服の1960年代前半
次は森英恵デザインの1960年代後半のもの。当時流行だったミニスカートを採用している。クラウン型の帽子がある制服とセットのはずだったが、今回はなかったようだ。時代はオイルショックなどで景気は後退していくが、はとバスはその後も積極的に大胆なデザインの制服を採用していく。
1960年代前半の制服をベースに、時代の流行を取り入れているのがわかる
ひと昔前の航空業界の客室乗務員を想像させるほどの華やかな黄と赤をあしらった制服は1970年代前半に登場。黄と赤の千鳥模様のスカーフが印象的なスタイルは、今でも新鮮に見える。このモデルを務めた現役ガイドさんは「スカートが短くてちょっと…」と。この時代から今までの紺一色から黄色がアクセントとして加えられはじめた。
一気に明るいイメージへと変わる1970年代前半。今着てもおかしくないデザインだ
1970年代中ごろ。こちらも森英恵デザイン。鮮やかなオレンジを基調とした制服は、オーソドックスでありながら、大きく開いた白い襟で流行のファッションテイストを取り入れている。当時はファッション雑誌がこぞって「ニュートラ」「ハマトラ」を紹介したころで、横浜・元町商店街のフクゾーの服、ミハマの靴、キタムラのバッグがハマトラの定番といわれていた。
鮮やかなオレンジは当時の時代の勢いを髣髴させる
今までの流れと変わって、男性的?なデザイン
はとバスガイドの制服ヒストリーでも珍しい存在なのが、1970年代後半登場のカーキグリーンもの。着物の帯のようなウグイス色のアクセントと、ビビッドな黄色のボウタイが印象的だ。また、最大の特徴はパンタロンタイプのパターンがあったこと。今、女性の進出が目覚ましい鉄道業界の現在の制服に重なるイメージではないだろうか。
そして時代は1980年代へ。このころ、はとバスのイメージカラーとなっていく黄色一色の制服に。黒のベルトがアクセントとなり、スカートが再び長めになっているので、派手な色ながら大人っぽく落ち着いた印象になった。時代はデザイナーズ&キャラクターズ・ブランド・ブームへ。この時代のプロモーション画像も見事だ。
スチュワーデスの制服にもありそうな華やかかつ落ち着いた雰囲気の制服。帽子も上品だ
イメージカラーの黄色で突き進むと思いきや、その後はとバスはまた別の色を採用している。まずは先ほどの黄色からすぐにローズカラーの制服へ。スカートは長めのままだ。このころ、夏は浴衣姿でガイドを務める夜コースのサービスも登場。冬にはケープ付きの異色の制服も登場した。歴代の中ではツバのある珍しい帽子も着用した。ちなみに今回モデルを務めた現役ガイドさんたちから「あの赤がいいな」という声が多かっていた。そして、イエロー路線に落ち着く前の、最後となる制服は1990年初頭に登場。モスグリーンを基調とし、高級感ある色づかいと襟元の複雑な処理が特徴的だ。このころ、東京・芝浦に収容人数2,000人の超大型ディスコ「ジュリアナ東京」がオープン。はとバスのコースにもディスコ施設が加えられた。
1970年中ごろのオレンジ色の制服を想起させるようなローズの制服
時代が”ディスコ”に夢中だった時期とは思えないほど、シックなモスグリーン調の制服
1990年代前半にはとバスの黄色が再び台頭。スカートをタイトにし、丈を短くすることでより行動的な印象を持たせた。紺・赤・黄色のスカーフがアクセントだ。動きやすさや着心地など、機能性を重視するタイプに移っていった時代だ。このころ、スカーフの色や巻きかたを好みに応じて変えられるなど、さりげなく個性を主張できた。
アクティブなイメージの黄色の制服
1990年代後半。ボトムは巻きスカートかキュロットが選べるタイプに。襟元もスカーフかリボンが選べるなど、ガイドの好みに幅を持たせていた。このころ、渋谷発のファッションブランド「エゴイスト」などが火付け役となり、女子高生の間に茶髪と派手なメイクが流行。ルーズソックスなどのムーブメントも起きた。
濃い茶系の制服は袖口のラインにイエローを取り入れることで高級感をかもし出している
そして今年60周年を迎える同社は、今秋リニューアルされる制服がお披露目された。夏服と冬服を着た男女が登場。夏は白をベース、冬はエンジと紺でどちらも首にはスカーフを巻くスタイルとなる。「お客様に対して恥ずかしくない気品と格調の高さ、期待と不安の入り交ざったお客様に対して、安心感につながる親しみやすさ」を心がけてデザインされたという。
今秋からの制服。右から夏服、冬服となる
「はとバスこども制服試着」コーナーで堂々とポーズを撮る”将来のガイドさん”
足早に、制服に着目しながらはとバスの歩みと時代背景を紹介してきたが、いかがだっただろうか。60年間で様々な変化を見せていた制服だが、変わらないのはツアー客の思い出のひとかけらとして記憶に残るように、というはとバスの思いだ。これからも発想豊かなでユニークなツアーを展開し、われわれの期待に答えてくれることを望まずにはいられない。最後に、小さな”将来のガイドさん”をみていただき、”ファッションショーinマイコミジャーナル”を終えることにしよう。
自然・エコ・食・アート…楽しい、を知る旅
ニュージーランドで楽しむ温泉と先住民・マオリの文化(前編)
ニュージーランドは、大自然の中を散策するのが楽しい。自然の中で気軽に体を動かすことができるアクティビティが豊富に用意されているところが、ニュージーランドの一番の魅力といっていいだろう。そうなると、夜はのんびりとお風呂に浸かりたい! と考えるのが、日本人というもの(なのか?)。そんな人にオススメなのが、今回紹介する街、ニュージーランド北島北部にあるロトルア。今回はニュージーランドの温泉地・ロトルアをご紹介します。
【NEW!】ニュージーランドで楽しむ温泉と先住民・マオリの文化(後編)
ロトルアでマオリの文化を堪能した後は、今度は現在のマオリ末裔たちの暮らしぶりを見てみよう。向かった先は、テ・プイアの横にある施設「ワファカレワレワ地熱地帯」である。ファワカレワレワ地熱地帯では、ロトルアならではの地熱を活かし、マオリの伝統を守ろうとする人たちの生活の一端を垣間見ることができる。また巨大スパ施設「ポリネシアン・スパ」へも訪れて、旅の疲れをとろう。
広大な大地のNZ・ウェリントンとアートの町「ネルソン」(前編)
ニュージーランドは、日本と同じぐらいの国土で人口約400万人というから、人口密度は日本の30分の1ということになる。そこに年間約240万人もの観光客が訪れ、観光収入がGDPの10%以上を占めるという観光大国。美しい国土・ニュージーランドについてまずは首都ウェリントンについて写真を中心にご紹介しよう。
広大な大地のNZ・ウェリントンとアートの町「ネルソン」(後編)
前編でご紹介したWOWは、これからのニュージーランド・アートを牽引すべく、首都で開催されている国際的な一大イベントだ。だが、この大きなショーが生まれたのは、なんと人口約9万人という小さな南島の街、ネルソン。ネルソンはウェリントンからフェリーで3時間、フライトで20分ほどで行ける。そんな魅力的な街、ネルソンについてお届けしよう。
ニュージーランドのシルク・ド・ソレイユ? – 20周年を迎えた現代アートファッションショー「WOW」の可能性
皆さんはニュージーランドにどんなイメージをお持ちだろうか。羊、大自然、スローライフ、エコ……。たしかにそういったニュージーランドの認識は間違ってはいない。だが、ニュージーランドには、自国で始まった”ファッション”と”アート”が融合した、奇抜で少々変わったショーがある。それは「モンタナ・ワールド・オブ・ウェアラブル・アート・アワード(Montana World Of Wearable art Awards)」だ。
大自然や動物たちに囲まれて地球と遊ぶ ニュージーランド・スローライフ
海や山の大自然に囲まれて、自給自足の暮らしがしたい――。都会で毎日忙しく働いていると、ふと、そんなスローライフを夢見ることはないだろうか? 頑張っている人ほど、自分の今の暮らしの対極に憧れることもあるだろう。実際に移り住むほどではないにしろ、できることなら休日に少しでも”スローライフ”を味わいたい。それなら、おすすめしたいのがニュージーランドだ。
ニュージーランドの屋久島–マオリの神木に出会う旅
日本初の世界遺産というだけでなく、エコツーリズムのブームに乗ってか、昨今、さらに人気が高まりつつある屋久島。屋久島に自生する樹齢7200年、太古の時代から神木として崇められてきた縄文杉は、神々しく圧倒的で、見る者を虜にせずにいられない。この屋久島の縄文杉との様々な類似点から、現在、環境保護活動などで情報交換を進める計画がある神木がある。ニュージーランドのワイポウア森林保護区にあるカウリの巨木「タネ・マフタ」だ。
ニュージーランド産を日本市場に売り込め – FOODEXでみたNZ政府の”本気”
幕張メッセで3月に開かれた、アジア最大級の食品・飲料トレードショー「FOODEX 2008」。その一角に、過去最大規模となるパビリオンを出展したニュージーランド貿易促進庁(以下、NZTE)の北アジア統括理事、ロッド・マッケンジー氏は「ニュージーランドは本気です」と力を込めた。何が本気なのか。それは食品・飲料分野におけるニュージーランド企業の日本への市場参入促進に他ならない。
”世界のミクニ”をはじめ有名シェフも絶賛のNZ産食材とは
千葉・美浜区の幕張メッセで開催された食品と飲料の専門展示会「FOODEX 2008」のニュージーランドパビリオン内では、様々なニュージーランド産食材や製品が展示されていたが、その中でも注目はオリバード社の「エキストラバージンアボカドオイル」(1,890円)。”世界のミクニ”こと三國清三シェフも大絶賛するオイルなのだ。いったい、どんなオイルなのか?
サラリーマンのための週末海外旅行ガイド (10) 週末海外の王道、シンガポール・マレーシアを行く(後編)
1日目はシンガポール-クアラルンプールの列車で国境を越えたい、憧れのスパで癒されたい、という目的を無事達成できました。2日目は、マラッカで夕日を眺めるために、バスで日帰り旅行に出かけます。
【2日目】古都マラッカで夕日を眺める
クアラルンプールからマラッカまではバスに乗って約2、3時間。到着したマラッカ・セントラル・バスターミナルでバスを降りると、早速タクシーの客引きが寄ってきました。マレーシアの客引きはタクシー程度しかいないのですが、他の東南アジアの国に比べると、よく言えばマイルド、悪く言えばやる気がないのです(笑)。一言断ればしつこく営業されることはあまりありません。私は現地の友人と会う約束をしていたので、早速電話をかけると、ここまで迎えに来てくれるとのこと。しかし、彼らが到着したのはなんと1時間半後(タクシーだと10分ぐらいなのに)……。そして、遅れたことを悪びれることもなく、ハマットと彼の友人サイモンがバイクに乗って登場。そんなハマットの座右の銘は「No Money, No Worry」。日本人の感覚では、それはありえないだろう! と突っ込みを入れたくなりますが、マレーシアはそんな座右の銘すら成り立つ”ゆるい”空気が流れているようで、私はその雰囲気が大好きです。
早速、彼らのバイクの後ろに乗っけてもらい、マラッカ市内を巡ります。ハマットは”日本人を連れているオレ”に酔っているようで、道行く知り合いとすれ違うたびに私を紹介してくれるのがウザイというかなんというか……。外国で、自分が日本人でよかったとこんなに思えたことはありませんでした(笑)。
ハマットに連れられ、お決まりの観光コースをまわり、マラッカ古の面影を残す数々の建築物を見ると、日も暮れてきました。そして私が「日本ではマラッカ海峡の夕日が有名で……」と話しはじめると、「それならとっておきの場所がある!」と、ハマットがバイクの後ろに私を乗せ、海へ向かって疾走!到着したのは海に浮かぶモスクでした。どうやら「マラッカ海峡モスク」と呼ばれるモスクとのこと。マラッカ海峡を埋め立てて作られた比較的新しい建物だそうです。私がマラッカを訪れた日は曇っていたので、きれいな夕日は見られなかったのですが、それでもこのモスクから眺めるはじめての風景に心を奪われました。夕日が沈むと同時に祈りの時間になったようで、アザーン(礼拝への呼びかけ)が流れてきます。異国情緒あふれるアザーンと、ここでしか見られない美しい風景があいまって、今回の旅のハイライトとなりました。天気がよいときにもう一度あの海に浮かぶモスクから夕日が見たい、そんな思いが残る滞在でした。
マラッカのシンボル的建物であるマラッカ・キリスト教会。レンガ色の建物が印象的
マレーシアが独立するまでの歴史についての資料が展示してある独立記念館
マラッカ名物の乗り物トライショー。花で飾られた座席はイヤでも目を引きます。しかし、私はまだ乗ったことがありません……
マラッカ市内にもモスクはいくつかあるのですが、このマラッカ海峡モスクは珍しいことに、海の上にありました
モスクから臨む夕日。太陽が雲に覆われているのが残念ですが、隙間から漏れる光はとても美しいものでした
【3日目】ついでに(?)シンガポールで大満腹
最終日の今日は、シンガポールに戻り、日本への帰路につきます。今回クアラルンプールからシンガポールへのフライトに使ったのは、アジア最大のLCC(低コスト航空会社)であるエア・アジアです。シンガポールへの到着は昼前でしたが、帰路のフライトが23時すぎと時間もあまっていたので、ここぞとばかりにトランジット・ツアーに参加してみました。チャンギ国際空港のトランジット・ツアーは乗り換え時間が5時間以上あれば参加できます。バンブーボートに乗って川を下る「Colonial Tour」と、リトルインディアやチャイナタウンなどの歴史的な街並みを見学する「Cultural Tour」の2種類のツアーがあるのですが、今回は「Cultural Tour」しか空きがありませんでした。ちなみに、Cultural Tourはバスの窓から外を見るだけで、車外には出られません。どちらかと言えば、バスから降りてボートに乗れるColonial Tourのほうが気分転換になりそうです。なお、ツアーの参加時にシンガポールへ入国するので、ツアー解散後はそのまま市内に戻れます(ただし、フライトの2時間前までに空港に戻る必要があります)。ツアー解散後はフライトまで時間があったので、MRTに乗ってホーカーへと出かけました。
エア・アジアの搭乗には、ボーディングブリッジではなくタラップを使います
トランジット・ツアーの申し込みは、各ターミナルにある「シンガポールビジターセンター」で
トランジット・ツアーには専用バスが用意されています。乗り心地も上々です
ホーカーとは、たくさんの屋台料理店が集まった屋台街のことで、シンガポール市内のあちこちにあります。今回はフライトまでそれほど時間がなかったので近場で済まそうと、空港からわずか3駅、MRTべドック駅にあるホーカーへと向かいました。初めて訪れるホーカーでのチョイスの決め手は「人が並んでいる店を選べ」です。当たり前ですがおいしい店には人が並ぶわけで、たいていハズレはありません。この法則にしたがって、行列ができているフライドホッケンミー(中国風のシンガポール屋台料理)の店に並びます。出てきたのはたっぷりのスープを卵でとじた麺でした。続いてローミー(あんかけ麺)も注文。これを、サトウキビジュースを飲みながら平らげます。気がつけば、成田行きのフライトまであと数時間。重いお腹をさすりながら空港に戻り、残りの時間をネットサーフィンやフットマッサージをして楽しみ、今回の週末海外旅行の幕を下ろすことにしました。
ホーカーは店がたくさんあるので目移りしそうですが、まずは人が並んでいる店に狙いを定めるのがおいしい店を探すコツです
フライドホッケンミーは”焼きそば”と訳されることもありますが、いわゆるスープを卵でとじた麺のことです
チャンギ国際空港のインターネット環境は非常に充実しています。インターネット端末の利用はもちろん無料!
いかがでしたか? 週末海外旅行がどんなものなのかをお伝えするために、まずは王道とも言えるシンガポール・マレーシアの旅行記をお届けしました。2泊3日でも目的をきちんと達成でき、かつ十分楽しめることがお分かりいただけたと思います。私がシンガポール・マレーシアを週末海外旅行の王道と呼ぶ理由は、ビギナーでも週末海外旅行の醍醐味を押さえることができ、慣れている人にとっても週末海外旅行という短い旅でもオリジナルなプランを立てやすいからです。マレーシアには多くの都市やさまざまな観光スポットがありますし、シンガポールは小さな島で観光スポットはそれほど多くありませんが、飲食店が非常に充実しています。だったら、食い倒れツアーもいいかも……と次のプランがさっそく浮かんできました(笑)。それではみなさん、よい旅を!
コノミ流旅の掟
「美味い店には必ず行列あり!」
シンガポール・マレーシアの旅–日程メモ2日目
7:30起床8:00ホテルで朝食後プトゥラヤ・バスステーションへ移動9:00クアラルンプールを出発→マラッカに到着(11:30)13:00友人と落ち合い、カレーの昼食13:30市内観光(オランダ広場、スタダイス、マラッカ・キリスト教会、セント・ポール教会、サンチャゴ砦、マラッカ・スルタン・パレス、独立記念館など)17:30マラッカ海峡モスクで夕日を眺める18:30チャイナタウンを散策19:30チャイナタウンでラクサとドリアン・カチャン(ドリアンのカキ氷)の夕食21:00マラッカを出発→クアラルンプールに到着(23:30)24:00ホテルに戻って就寝3日目
6:00起床6:30ホテルをチェックアウト。KL Sentral駅へ移動してSkyBusで空港へ→LCCT(クアラルンプール国際空港のエア・アジア専用ターミナル)に到着(8:00)8:15朝食9:15クアラルンプールを出発(AK123便)→シンガポールに到着(10:15)11:30トランジット・ツアーに申し込み12:00空港内のカフェで昼食後、空港内の散策15:00トランジット・ツアー出発17:00トランジット・ツアー解散18:00MRTべドック駅のホーカーで夕食。隣接するスーパーマーケットでお土産を買う21:00空港へ戻り、ネットサーフィンやフットマッサージを楽しむ23:40シンガポール・チャンギ国際空港を出発(SQ638便)4日目
7:30東京・成田国際空港へ到着(翌日)10:00出社
JTB西日本、プリウス利用でエコに貢献する京都観光レンタカープラン発売
JTB西日本は24日、トヨタレンタリース京都との共同のレンタカープラン第1弾として「地産地省のエコツーリズムプリウスプラン」を発売する。同プランは通常のレンタカーではなく、ハイブリッドカーを使用し、京都の環境保全に貢献するという”エコツーリズム”の視点を取り入れたレンタカープラン(宿泊別)。第1弾は低燃費・低排出ガスのハイブリッドカー・プリウスから展開、今後対象車種を順次拡大していく。利用時間に応じた料金プランを用意するとしており、6時間利用料金は6,615円(免責補償料など除く)となる。
同プランの料金にはレンタカー代金のほかに寄付金300円が含まれており、環境保全活動を行うNPO法人「京都グリーンファンド」を通じ、京都市内に自然エネルギー(太陽光)を利用した「おひさま発電所」を設置する事業のための基金「おひさま基金」に寄付される。
「おひさま基金協力証」
同プランの申し込みを行った利用者には、シリアル番号の付いたステッカー「おひさま基金協力証」が渡されるとのこと。同社ではマイカーにステッカーを貼る事で、エコ運転を心がけてもらえればとしている。また同基金を活用した事業内容を、シリアル番号毎に「京都おこしやす.com」と「きょうとグリーンファンド」のWEBサイトに記載するという。このほかNPO法人「京(みやこ)のアジェンダ21フォーラム」も企画協力に参加。同プラン申し込みは「京都おこしやす.com」WEBサイトまで。
出張中に行ける勝手気ままな私的世界遺産の旅 (24) アメリカ・ヨセミテ国立公園で自然の驚異を思い知る(後編)
「吹雪のヨセミテ日帰り強行ツアー」から約1年半後の8月、ふたたびサンフランシスコに行くことになった。サンフランシスコ行きが決定したのは、出発の1カ月ほど前。早速スケジュールを調整し、今度は泊まりがけでヨセミテに行こうと思ったのだが、ヨセミテの宿、すでに満室で予約がとれない。かろうじて空いていたのは、一泊600ドルぐらいのスイートか、国立公園から車で1時間以上かかる公園外のモーテルのみ。僕はヨセミテ内で泊まりたかったので公園外は却下、だからといって一泊600ドルは、しがないサラリーマンにとって予算オーバーである。かくして、今回も前回同様、バスで10時間、現地滞在2時間という”100ドル弾丸ツアー”でヨセミテに向かうことにした。
前回同様、朝7時頃にサンフランシスコの宿泊先を出発したバスは、延々と続くカリフォルニアの田舎を突っ走る。だが、前回とは明らかに異なっていることがある。なんといっても、この日の天気は快晴! 車窓を見ているだけでも、ウキウキするような天気なのである。これはスタートから幸先がいい。
絵に描いたような青い空が続く中、カリフォルニア郊外をバスで走り続ける。カリフォルニアの青い空を実感できる。ん~、ものすごく暑いけど、ものすごーく気分が良い
バスを2時間ほど走らせたところで、トイレ休憩。これ、前回も同じである。うんうん、さすがに2回目ともなると旅程はわかっているし、この青い空を見れば、何も不安は感じない。さて、トイレを済ませて、土産物店でサンドイッチとコーヒーを買って、いざヨセミテに向けて出発! ……のはずなのだが、どうも様子がおかしい。で、ガイドさんいわく「運転手さんが暑さのせいで、気分が悪くなってしまったので、もうしばらく休憩します」。えっ……。
サンフランシスコは沖を流れる海流のおかげで、夏でも涼しく、年中秋みたいな気候の土地だ。だが、もともと超乾燥地帯なので、少し内陸に入ると、夏の気温は一気に35度ぐらいまで上がる。それでいて湿度はものすごく低い。どうやら運転手さん、熱中症になってしまったそうだ(僕は二日酔いではないかと疑っているのだが……真相は不明)。
もともとこの辺りは超乾燥地帯。サンフランシスコやこの辺りの畑にある豊富な水は、何百キロも離れた山脈からパイプラインで引いている。だから、遠くの山を見ると、まったく植物が生えていない
土産店の軒先で、ボーっと運転手さんの体調回復を待つ。ヨセミテが遠い。果たして今回もヨセミテの景色を拝むことはできないのか。暑さもあって、もういい加減、嫌になってきた
結局、運転手さんの体調は回復せず、急きょサンフランシスコから代替の運転手さんが来ることに。待つこと2時間半ぐらい、ようやく代わりの運転手さんが到着! ヨセミテに向かって出発した。
いろいろあったけど、さらに車を走らせること2時間ほど、予定よりかなり遅くなったけれど、ヨセミテバレーに到着。前回は何も見えなかったヨセミテバレー。一度来たとはいえ、まったくそんなデジャヴな気分などではなく(ま、当然ですね、前回は何も見えなかった)、初めて見る景色にかなり興奮気味。針葉樹が立ち並ぶ森を抜け、急斜面の山道を登ったところが(前回は凍結でこの坂を上れなかった)、第一の観光ポイント「トンネルビュー」である。
ヨセミテバレーを一望できる「トンネルビュー」。左が1000メートルを越える一枚岩「エルキャピタン」。右に小さく見える滝が「ブライダルベール・フォール」、そして中央あたりに小さく見えるのが「ハーフドーム」
この雄大な景色を何度夢見たことか。なお、ヨセミテ国立公園は、東京都の約1.5倍という広大な公園。その中で、観光の中心となるのがヨセミテバレーである
ヨセミテバレーは、白い花崗岩の地形が氷河に削り取られてできた1000メートル以上の深さの谷である。見どころは、青い空と侵食でできた岩、そして、雪解け水が流れ落ちる滝と豊かな自然である。また、こうした特有の地形のせいで、植物、動物とも固有種が多く、100種類以上の珍しい植物、200種類以上の動物を見ることもできる。こうした目的に合わせて、数日、あるいは数週間滞在するのが、本来のヨセミテの楽しみ方らしい。
と、見どころ満載のヨセミテであるが、そんなことをいっても、今回の僕は日帰りツアーなのである。トンネルビューの景色をゆっくり眺める暇もなく、移動移動である。何しろ滞在時間は2時間しかない。しかも、途中のアクシデントのおかげで、時間はかなりおしている。
トンネルビューから坂を下って、ヨセミテバレー内を移動。バスを路肩に止めて5分ほどブライダルベール・フォールを鑑賞。2時間しかないので、かなり焦ってはいるが、とにかく左を見ても右を見ても絶景
ブライダルベール・フォールは、夏は水が涸れていることが多いようだが、この年はかろうじて流れていた。なお、水量の多い滝が見たければ、5月頃に訪れるのがいいそうだ
雪解け水が流れるマーセド川にかかるセンチネル・ブリッジ。マーセド川の向こうには球体を半分に割ったようなハーフドームが見える
これがハーフドーム。写真だと近く感じるかもしれないが、実はここから数キロ離れている。本当にヨセミテの景色は広大だ。時間があればハーフドームに登って、上から見る景色もいいらしい
さて、ずいぶんと予定から遅れてしまったのだが、今回も昼食はヨセミテロッジでとることに。だが、たった2時間の滞在時間を昼食で潰すのはもったいない。何しろこの後、また5時間ほどバスに乗るのだから、食事はその時にとればいい。というわけで、集合時間を確認したらツアーの皆様とは離れて、僕は一人でロッジの回りを散策してみた。
ヨセミテロッジから歩いていけるヨセミテ・フォール。前回と同じところから撮ってみた。当たり前だが、冬と夏ではまったく表情が異なる
雪解けで水が涸れてしまう8月だけに、滝を落ちる水は少ない。滝の勢いなら、前回の真冬のほうが良かったが、震えながら見ていた前回と違って、僕の気分はすこぶるいい
さらにロッジの回りをうろうろ。水遊びしている人たちがいた。そういえば、前回は雪で危険なので、こんなところまで来ることもできなかった
ところで、この日のヨセミテバレーの気温は40度近くになっている。にもかかわらず、湿度は極めて低い。ものすごく気持ち良い天気なのだが、湿度が低過ぎて、汗をかいてもすぐに乾燥してしまう。なので、熱中症対策、脱水対策は必須だ。水をガンガン補給するのはもちろんだが、それだけでは足りない。マーセド川の水は非常に澄んでいるので、マーセド川の水でタオルを濡らし、絞らずに濡れたままで首筋に巻き付ける。当然、服まで濡れてしまうが、10分後には乾いている。とにかく、夏のヨセミテは、暑さ対策を万全にしておこう。それにしても、半年前とのギャップがすごい。
あっという間にランチタイムが終了。ふたたび観光ポイントをバスで回りながら、サンフランシスコへ向かい、帰路に着く。あ~、やはり泊まりがけで来るんだったな~なんて思いながらも、とにかく限られた時間を存分に楽しむことにする。
正面に見える岩が、1000メートルを越える高さの一枚岩エルキャピタン。マーセド川の澄んだ水、美しい緑の木々、真っ青な空、白い岩、ヨセミテの広大な景色は、ただ眺めているだけでも感動する
別の角度から見たエルキャピタン。エルキャピタンは、ロッククライミングしている人も多いそうだ。ちなみに、登り切るには2、3日かかるという
望遠レンズでさらにぐぐっとエルキャピタンに寄ってみる。ガイドさんは、たくさんロッククライミングしている人がいるというのだが、人の姿なんて見えない
上の画像を拡大してよく見てみると、ヘンな点が写っている。なんとこれ、ロッククライミングしている人だそうだ。エルキャピタンがとんでもない大きさだということがわかる
と、こんな感じで、たった2時間の夏のヨセミテ日帰りツアーはあっという間に終わった。氷点下の冬の寒さ、40度を超える夏の暑さ、この特有の気候がヨセミテの素晴らしい景観を生み出したのだろう。僕は、真冬と真夏に訪れたわけだが、春は雪解け水でできた滝や川の流れが素晴らしく、秋は紅葉が見事ということだ。また、冬だって、晴れた日には、日差しに雪が輝く景色は、ものすごく美しいらしい。
一度行けば二度、二度行くと三度と、何度でも行ってみたくなるのがヨセミテ。今度は、アメリカ人のように数日、あるいは数週間のバカンスがとれる身分になって、じっくりヨセミテを訪れてみたい。